【罰金400ドル!?】オーストラリアワーホリ中に起きた失敗談

メルボルン生活

オーストラリアでドライブする際は、最大の注意を!

突然ですが、オーストラリアでは州を車で越える際、日本で言う検問がある場合があるのをご存知ですか?

え、そうなの?

検問って言っても、ちょっと車の中見てオーケーでしょ?そんなに厳しくないよね?

甘く見てると、自分みたいに罰金を払う羽目になる恐れがあります。

今回は、そんなオーストラリアでドライブ中に検問に引っかかり罰金を払った失敗談です。

国が変わると、何かと交通ルールも異なります。日本では気にする必要がないことも気をつける必要があります。

気をつけるのは、スピード違反やパーキング違反だけではありません。

オーストラリアでこれから運転をされる予定の方、ぜひ最後までご覧下さい。

【罰金400ドル!?】オーストラリアドライブで州を越える際に起きた失敗談

失敗談の概要

さて、結論から言うと、今回自分が払うことになった罰金は、AUSTRALIA’S INTERSTATE QUARANTINE AND BIOSECURITY RULESというルールに違反したからです。

知らない方も多いと思うので、簡単に説明するとペストや病気、ウィードといったものをオーストラリア州外に広めないために、一部の食べ物や動物等の運搬を規制する決まりです。

Pests, diseases and weeds can travel with you as you visit different
areas of Australia. There are restrictions on what you can take as you
cross state and quarantine borders within Australia. Travellers face
on-the-spot fines for taking prohibited items across borders.

ガイドラインより引用
https://www.interstatequarantine.org.au/wp-content/uploads/2022/09/Quarantine-Domestic-Travellers-guide-11.01.22_Web.pdf

詳しく概要を知りたい方は、こちらのガイドラインをご覧ください。

このルールのもと、州のボーダーにはいくつかの検問所があり、そこで指定されたものを持ち込もうとすると、罰金の対象になります。

オーストラリアにこんなルールがある事は、今回の件で初めて知りました。

落とし穴なのが、罰金の対象となるものが、普通にスーパーで買える野菜やフルーツ、ナッツなどであるという事です。

※州によって罰金の対象となるものはかなり異なります。

自分は、ドライブで州を越える際、検問にあい、朝ごはん用に買っていたアボカド、バナナ、りんごが見つかり、罰金の対象になりました。

罰金を支払うまでの流れ

それでは、ドライブ当日の様子と罰金を支払うまでの流れをサクッと説明します。

1、道路を進んでいくと、検問の看板が現れる。

2、一台一台、検問官が車の中をチェックする。

この際、助手席の前のボックスやトランクの中など、結構細かくチェックされました。

3、違反物(アボカド2つ、バナナ4つ、りんご1つ)が見つかったため、別室で違反に当たることを告げられ、事情聴取を受ける。

4、連絡先などを聞かれ、後日罰金の書類が郵送されることを告げられ、その日帰される。

5、当日から約5ヶ月後、書類が届く。

6、ネットから罰金を送金。

こんな感じです。

色々ツッコミどころがあると思います。

今回、違反物が合計7つで約AUS400ドルの支払いでした。

罰金の金額は、持ち込んだものの個数でかなり左右されるようでした。

大人数のドライブで、食材を買い込んで検問に引っかかるなんてことがあれば、とんでもない金額が請求されることでしょう。

加えて注意しないといけないのは、州によって罰金の対象、金額が大きく違うということです。

つまり、持ち込んだものが同じでも、州によって罰金の額は大きく異なります。

また、ここだけの話ですが、事情聴取の際、オーストラリアに来たばかりで、州を越える際のこういったルールがあることを知らなかったと言うことを検察官に伝えました。

その際の検問官の様子が、非常に慣れた様子で、おそらく自分のように知らずに違反物を持ち込んでしまうケースが頻繁に起きているのだろうと思いました。

そして何より驚いたのは、支払いの書類が届くまでに期間が約5ヶ月もあったということです。

当日検察官には、2〜3ヶ月くらいかかるとは言われていました。

しかし、3ヶ月たっても一向に音沙汰がないため、正直見逃してくれたのかと思っていました。

書類には、今回の件の詳細などが書かれ、罰金の支払い方法や異議申し立てについての説明がありました。

にしても、当日から約5ヶ月後に書類が届くのは遅すぎです。

見逃されたと思っただけに、書類がきた時は、絶望しました。

未然に防ぐ方法

最後に、今回のような失敗をあなたがしないための方法を紹介します。

・検問がある場所を事前に確認

州を越える際、どこにでも検問があるわけではありません。

事実、自分も帰り道では、州を越える際、検問はありませんでした。

調べると、こちらのサイトに検問所の場所がしっかり記されていました。

主に、州を越える際のメインの道路にあるようです。

なので、自分の走行ルートを事前に確認し、検問所を通るかどうか確認することはできます。

・検問所の前には、ちゃんと事前に処理できるエリアがある。

万が一、持ち込みを禁止されているものを持っていたとしても、州のボーダーにはdisposal binと言う違反物を廃棄できるエリアがあります。

こちらの位置も先程のサイトで確認することができます。

なので、万が一、車に違反物があったとしても、そのエリアに立ち寄れば、廃棄することができます。

・州を越える際、食べ物等は基本的に持ち込まないようにする

検問所を通らないルートを行く場合でも、車で州を越える際は、自分の持ち物に細心の注意を払いましょう。

そして、食べ物は基本的に持ち込まないようにするのが安全です。

万が一のことを考えて、事前に車の中をチェックして、自分の目で食べ物がないことを確認することも重要です。

まとめ

今回は、州を越える際に起きた失敗談について紹介しました。

今回の件が起きた1番の原因は、単にそのルールを知らなかったことにあります。

州を越える際、一部の食べ物を持ち込むと罰金になる。

日本にはまずないルールです。

宿泊先で、BBQを予定していて、大量に食材を買い込んだりしたら、本当に大変な目に遭います。

スピード違反や駐車違反には最大の警戒をしていましたが、全くの盲点でした。

オーストラリアの失敗談などで調べてもまず出てこない内容です。(ある意味貴重な経験ができたと思ってこうやって記事にしています。)

この記事を読んで、このルールの存在を知った方も多いのではないでしょうか。

オーストラリアの広大な土地をドライブするのは、大きな楽しみの一つです。

日本では見られない広大な大自然を堪能できます。

ですが、国が違えば、ルールも違います。

予想外も大いに起こり得ます。

知らなかったでは済まされない。

今回の件で痛感しました。

自分の失敗談がどなたかのためになれば幸いです。

最後まで、ご覧いただきありがとうございました。

では、また。

hiromu

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