【オーストラリア】メルボルンのクッカリーに通う学生の日常week5

クッカリー生活

Day9.10

小話

最近、久しぶりに日本映画を見たくなってNetflixである映画をみた。

主人公は、自分と同じ30歳前後で、お弁当やさんで働いていた。

前職は風俗嬢。

そのお弁当やさんを通して、老若男女いろいろな交友関係が生まれ、そのメンバーで屋上バーベキューをするまでの仲になった。

しかし、その日を最後に主人公はその街を突如離れ、全ての交友関係を断ち、全く違う土地で全く違う仕事を始め、新たな生活をスタートさせるのであった。

自分も現在、3年前と全く違う場所で全く違う仕事をしている。

30歳くらいになると、全てを一度リセットして、再出発したくなるものなのだろうか。

交友関係、仕事、街並み。

全てに飽きが来て、刺激を求め、何もかも投げ出したくなる時期なのだろうか。

はたまた、馴染みすぎる、居心地が良すぎると逆に物足りなさを感じる一匹狼な性格の人だけに起こることなのだろうか。

とにかく映画で描かれるほどだから、少なからず、同じ行動をとる人はいるのだろう。

そんなことを思った。

たまに見る日本の映画は、共感がすごいです。

week5

今週で早くもweek5

Term1の折り返しだ。

5週目にもなると、実習もかなり慣れてきた。

自分の課題は、調理周りの整理整頓と盛り付け。

先生が自分の調理周りを見ると

「Too messy, “you are my hero”」

最近のお決まりのセリフだ。

自分の名前がHiromuだから、

「heroやん。you are my hero!」

一風変わったなんとも海外らしい名前いじりだ。

ただ、英語圏の人にかなりウケがよく、すぐに名前を覚えられる。

you are my heroってそんなメジャーなセリフなのかと思いつつ、調理場は綺麗に越したことないのは分かるから、心がけていく必要がある。

あと一つは、盛り付け。

先生は、できた料理を一つ一つチェックして、ポイントをつけるのだが、Presentation(盛り付け)はいつも低い。

なんせ教員時代には、必要のないスキルだ。

多分センスがない。

料理は味が勝負。

見た目が悪くても美味しければいい。

という昭和の考えは、2023年には、おそらく通用しない。

シェフを目指しているのに盛り付けのセンスがないのは絶望だ。

センスを磨く。

なかなかヘビーな課題だ。

リセットのリアル

全てを一度リセットして、新しいことを始めるのは、一見聞こえはいいが、やり始めると困難な世界だ。

ほぼほぼ経験のない料理の世界に飛び込んで、

・包丁の使い方がなってない。

・動きが遅い。

・盛り付けのセンスがない。

いろいろ言われてきた。

10代が言われることを30代になって言われる。

そんな世界だ。

そして「常にこの選択はよかったのか」という自問自答との戦いだ。

「あのまま、留まっていれば、、、」

たらればよ。

どうか消えてくれ。

だいたいいつもこんな感じ。

終わりはなかなか来ない

映画には終わりが来るが、現実にはなかなか終わりは来ない。

今回見た映画も「また新しい土地で一歩を踏み出し始めましたー」

というハッピーエンドで終わった。

その後のリアルは決して分からない。

現実を生きる自分たちも、新しい生活を始めた時点では映画のようにハッピーだが、その後もハッピーかは分からない。

映画との決定的な違いは、ハーピーだろうがそうでなかろうが、当分終わりは来ないこと。

ハッピーじゃなくなったら、またリセットもできる。

でも、一度始めたことを、ちょっとの困難でまた逃げ出すことはあまりしたくない。

そう何度もすることではないと自分は思う。

責任あるリセットこそ30代のあるべき姿だ。

このブログでは、新しい挑戦を始めた30代のリアルを”当分”描いていこう。

そんなことを思った1週間だった。

来週はweek6

またmessyと言われないように、朝のベットメイキングから整理整頓を始めよう。

最後まで、ご清覧ありがとうございました。

このようにオーストラリアの学生ビザを考えている方に向けて、メルボルンでのクッカリーに通う様子をVlogが横行する今、あえて活字で伝えています。

クッカリーDay1の様子は、こちらにまとめています。

では、また。

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