【オーストラリア】メルボルンのクッカリーに通う学生の日常week3番外編

クッカリー生活

Day5.6

今週は、少し番外編という形で、授業の様子というより2023年8月時点のメルボルンにおける仕事探し事情について語ってみようと思います。

というのも、つい最近まで約1ヶ月に亘り、仕事探しをしていました。

そしてつい最近ようやくレストランのキッチンの仕事を見つけることができました。

その中で、たくさんのレジメをお店に直接渡したり、オンラインで申し込みをしたりしてきました。

その経験から、今のメルボルン学生の仕事探しの実態を忖度なくお伝えしていこうと思います。

前提として

この記事を読むに当たって大前提として伝えておきたいことは、オーストラリアにワーホリや学生ビザで来ることを否定しているわけではないということです。

記事の内容的には、マイナスな事が多くなりますが、そういったマイナスな面をあらかじめ知っておいた方が、後で知るよりも気持ちが楽だろうという思いで自分はこの記事を書いています。

学校のテストが想像よりも難しくて、予想より全然できなくて絶望するより「このテストは難しいです。」とあらかじめ言われて、やっぱりできずに絶望する方がまだマシなのと同じです。

そういった気持ちで読んでいただければと思います。

(これから伝える内容は、あくまで肌感の話です。実際はそうでもないということも多々あるかと思います。それを踏まえてお読みください。)

困難極める仕事探し

さて、早速現在のメルボルンの仕事探しについてですが、結論、めちゃくちゃ大変です。

カフェやレストランのフロントやキッチンといったホスピタリティー関連の求人は、かなり飽和状態になっていると思います。(長年のホスピタリティー経験がある方は別)

その原因はいくつかあります。

まず第一にコロナが終わったことにより、世界各地からワーホリの方がオーストラリアに押し寄せていることがあると思います。

肌感ですが、アジア圏はもちろんヨーロッパ圏からのワーホリもかなり増えているようです。

ヨーロッパからワーホリに来ている子の話を聞くと「自国政治や経済に不満がある」という理由が大きいようです。

そして、みんな口を揃えてヨーロッパでもオーストラリアにワーホリに行くことが昔より人気になっていると語っていました。

個人的にワーホリは日本だけの特権かと勝手に思っていましたが、韓国や中国、フランスやイタリアなど世界各国にも日本同様のオーストラリアワーホリ制度があります。

そして、自国に不満のある方やお金を稼ぎたい方がオーストラリアのワーホリに来ている現状があります。

このように、世界各地からワーホリがオーストラリアに集まっている事が、仕事探しを難しくしている原因の一つだと思います。

次に大きいのが、パンデミックビザの存在です。

コロナ禍に人手不足を補うためにできたビザのようですが、2023年8月現在でも条件が合えば申請可能で、多くの方がそのビザを利用してオーストラリアに残っています。

つまり本来なら、ビザが切れて帰国する必要があった方も、継続してオーストラリアで働いている現状があります。

さらにこのビザの厄介なところは、自分たちの学生ビザとは違い、労働時間の制限が全くないところです。

学生ビザには、勉学に集中するためなのか、1週間に働ける時間に制限があります。

雇用側からすると、労働制限がある人を雇うよりも無い人を雇ったほうが都合がいいのは明確です。

同じく労働制限のないワーホリビザでも仕事探しが困難な現状は、学生ビザの人にとってはかなり危機的な状態です。

以上大きく2つの理由から、現在のメルボルンのホスピタリティーでの仕事探しはかなり困難を極めています。

(他の都市やファームジョブ、別の業種の状況は全く分かりません。あくまでメルボルンのホスピタリティー関連に関しての話です。)

現実は甘くない

実際約1年前、ワーホリとしてメルボルンに来た頃は、すぐに仕事が見つかりました。

自分はキッチン経験もあったので、今回もすぐに見つかるだろうと思っていましたが、今のメルボルンは想像以上に甘くありませんでした。

仕事をしていないメルボルンは地獄です。

食費などを節約したとしても異常なまでに高い家賃のおかげで、固定費がかなります。

貯金がないと、あっという間に金欠になります。

貯金が底をつき、帰りの飛行機代が買えず、帰国できない日本人がいると聞いた時は、ゾッとしました。

同じ日本人として、悲しい気持ちになりました。

また仕事探しをするために、レジメを30〜40枚1日で配ったと言った中国人ワーホリの子にも、同じくゾッとしました。

こういう凄まじいやる気の子たちと同じ世界線でやっていく必要があるのだと実感しました。

メルボルンは、求人サイトで仕事を応募するより、自分の足で直接レジメを配った方が早いし採用されやすいという奇妙な流れがあります。

これが結構厄介で、初めてのお店にいきなり入って求人をしているか聞くのは、かなり勇気が入ります。

自分も10枚くらいレジメを配りましたが、ほとんどはレジメは受け取っただけでその後の連絡がありませんでした。

オンラインも同様、基本連絡はありません。

辛抱の時間が必要です。

自分は社会から必要とされていないと思うようになる人もきっといると思います。

ただ、希望はある

以上がメルボルンの仕事探しに関する自分の肌感での現状です。

もちろん、運よくすぐ見つけられるパターンもきっとあります。

英語が苦手でも、バリスタの仕事を見つけた日本人に何人も会いました。

仕事さえ見つかれば、時給は世界一高いのである程度稼げます。

自分のクッカリーコースの生徒もほとんどは職場を見つけられています。

辛抱すれば、希望はあります。

繰り返しですが、自分はオーストラリアに来ることを否定しているわけではありません。

現状をしっかり理解した方が、その問題に直面した時に気持ちが数段に楽です。

仕事が見つからなくても「今はそういう時期なんだ。みんな困っている。」と思えば、仕方ないと思えます。

現在メルボルンで仕事探しをしている人、これから来る予定の人。

幸運を祈ります。

最後まで、ご清覧ありがとうございました。

いつもは、オーストラリアの学生ビザを考えている方に向けて、メルボルンでのクッカリーに通う様子をVlogが横行する今、あえて活字で伝えています。

クッカリーDay1の様子は、こちらにまとめています。

よかったら、合わせてご覧ください。

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