【オーストラリア】メルボルンの専門学校(カレッジ)クッカリーって実際どんな感じ?

メルボルン生活

オーストラリアの学生ビザの生活ってどんな感じ?

こんにちは、海外移住を夢見てクッカリーに通うhiromuです。

今回は、自分が現在通っているメルボルンの料理専門学校cookery(クッカリー)が実際どんな感じなのか細かく紹介していこうと思います。

今回の記事の内容
✅オーストラリアの学校の種類について
✅専門学校(カレッジ)のメリット・デメリット
✅授業のスケジュール
✅卒業後の進路

これからオーストラリアで専門学校(カレッジ)に通おうと考えている方やTAFEの進学を考えている方などに参考になるかと思います。

また、現在ワーキングホリデーをしていて、今後オーストラリアに長く残りたいと考えている方などにも参考になるかと思います。

【オーストラリア】メルボルンの私立専門学校(カレッジ)クッカリーって実際どんな感じ?

オーストラリアの学校の種類について

まず、オーストラリアの後期中等教育(日本でいう高校)卒業後の主な進路として、大学、公立のTAFE、私立の専門学校(カレッジ)の3つがあります。

オーストラリアの大学は、日本の大学同様、Bachelor (学士号)やMaster(修士号)をできる学校です。メルボルンにあるメルボルン大学は、世界でも有名なオーストラリアNO1の名門大学です。

次にTAFEとは、聞いたことがない方も多いと思いますが、各州の政府が運営する公立の職業訓練専門学校のことです。

日本の専門学校同様、就職に必要な専門的な知識を身につける学校です。

学校の規模は大学よりも小さくカレッジよりも大きいといった立ち位置のようです。

高校卒業後オーストラリア現地の学生も通うことが多く、高い英語力も求められるようです。

最後に、現在自分が通っている私立の専門学校(カレッジ)についてです。

私立専門学校では大学のように学士(Bachelor)や修士(Master)を提供するコースもあれば、TAFEのように職業訓練に特化したコースもあるようです。

特徴として、留学生がほとんどで、必要な英語力のレベルもそこまで高くないということがあります。

また、大学やTAFEと比べ、学費もかなり抑えられます。

この辺りの詳細については、留学エージェントの記事をご参考ください。

私立専門学校(カレッジ)のメリット・デメリット

次に現在、この私立専門学校(カレッジ)の一つである料理専門学校クッカリーに通ている自分が思うメリット・デメリットを紹介します。

メリット

・学費が安い

自分がTAFEではなく、カレッジを選んだ理由のほとんどは学費の安さといって過言ではありません。

逆に言うと、TAFEは自分には高すぎました。

ビクトリア州には、Willam Anglissというオーストラリア人が知っている料理学校といえば、ここだけという有名なTAFEの学校があります。

料理やホスピタリティー精神を徹底的に学べるようですが、自分がエージェントのカウンセリングを受けていた当時で2年間のDiploma学費が$35,000を超えていました。(日本円で300万以上)

自分は、ワーホリ1年間でしっかり稼いで、そのお金で学校に通おうと考えていたので、流石にその金額は無理だと思い、TAFEは諦めました。

一方で自分の選んだカレッジは、同じ2年間のDiplomaで$23,000くらいでした。

この値段なら、ワーホリ1年間で頑張れば貯められる値段です。

実際自分は貯めることができました。

自分の目的と予算とを考えた選択でした。

・求める英語力がそこまで高くない

TAFEの専門学校は、IELTSなどの得点が必要なのに対して、自分のカレッジはIELTSを受ける必要はありませんでした。

学校が独自に行う英語力テスト(マーク式のリーディングとライティングの筆記テスト)を受けるだけでした。

自分はそのテストをパスして、入ることができました。

英語に自信のある方は、大丈夫だと思いますが、そうでない場合は、IELTSの勉強など結構大変です。

また、入学してからも、授業についていけるかわかりません。

その点、自分のクッカリーでは、その辺のプレッシャーはかなり少ないと思います。

・課題などが多くない

多少の課題は出ますが、そこまで大変ではありません。

またクッカリーコースは、働く時間をできるだけ多く確保できるようにしてくれています。

通常、コロナを終えた今、学生ビザには就労時間に制限があります。

ホリデー期間のみその制限がなくなる仕組みになっています。

ですが、自分のプラグラムは、ホリデー期間に加え、学校が認めたレストランであれば、授業という形で働くことができる期間があります。

もちろん有給です。

その期間は、学習期間ですが40時間ほど働くことが認められ、フルタイムで働くことができます。

学生ですが、学校に縛られすぎず、現場に重きをおいた学習を進められます。

自分も最初は、せっかく学校に行くなら、基礎からしっかり学びたいと考えていましたが、実際通い始めると、働きながら学習も進めるのは、かなり大変で、課題が少なくてよかったと思っています。

デメリット

・ほとんどが留学生

オーストラリアのカレッジですが、蓋を開けると、ほとんどがアジア人です。

自分が通うクッカリーも全員アジア圏の子たちです。

なので、英語もかなり訛っていますし、休憩時間などは、同じ国の子同士で母国語を話す様子がよく見られます。

そのあたりあまり気にならない方は問題ないですが、オーストラリアに来たのだから現地の生徒たちと交流したいと考えるいる方には不向きかもしれません。

・学習の質

カレッジはTAFEなどと比べると楽。言い換えると適当な部分も多いと事前からエージェントに言われていました。

実際、知り合いはデザインのカレッジに通っていて、先生に質問してもまともに答えてくれないから学校に行く意味がないと言っていました。

自分が通っているクッカリーは、幸い先生が適当な感じはありません。

むしろ「質問はないか」と、熱心に教えてくれます。

このように学校や選ぶコースによって、かなり当たり外れがあるようなので、事前にエージェントなどと相談しながら、正しい選択をする必要があります。

・都市の移動ができない

当然ですが、基本的に自分はメルボルンから出られません。

ワーホリだと半年メルボルンに住んで、シドニーやブリスベンに移動するなんてことが簡単にできますが、学生の場合、それができません。(これはTAFEも同じです)

学校に行かなくなると、学生ビザが剥奪され、強制帰国になります。

なので、学校選びも大事ですが、都市選びも非常に重要です。

永住権を狙っている方は、地方の学校に通うだけでポイントが加点される制度もあるのでそのあたり十分に調べてから学校・都市の選択をするべきです。

授業のスケジュール

次に授業のある日の大まかな1日のスケジュールを紹介します。

自分の学校は、授業は週に2日あります。

2日と聞いて少ないと思われるかもしれませんが、どこのカレッジもそんな感じです。

自分はまだ、8termある内の1term目で、1日が座学の授業、もう1日が実践の授業となっています。

座学の授業では、次の日の実践に向けて先生が調理過程を見せながら、ポイントを説明していく感じです。

そして、次の日の実践の授業では、キッチンで1日中準備、調理、後片付けなどを自分たちで行います。

詳しい授業の様子はこちらの記事をご覧ください。

授業開始は8時で、座学の日は2時ごろ、実践の日は3時ごろに終わります。

1termで10週間あり、全部で8termあります。

termとtermの間には2週間のホリデーがあります。

termの期間は、労働時間に制限があり、ホリデー期間のみ無制限になります。

ですが、自分の学校はtermによって、現場での実践授業として学校に行く代わりに職場で働くことができる期間もあります。

卒業後の進路

最後に自分のクッカリーコースでは2年間のコースを卒業すると、Diplomaの学位が取得でき、さらに2年間の卒業ビザがおります。

この2年間の間に、さらにシェフとしての現場経験を積み、雇用側からスポンサーのオファーをもらえるかが、永住権を目指す上で非常に重要です。

(現在スポンサーを得る条件がかなり厳しくなっていて、永住を目指す人にはかなり向かい風や状況のようです。)

このようにカレッジに通うことで、しばらくはオーストラリアに残れることが確定するので、アジア圏でワーホリがない国の子たちは、この選択をする人が多いようです。

幸い日本の場合は、簡単にワーホリビザがおり、最大3年まで延長ができます。

なので、ワーホリを選択する人が多いですが、最終的に本気でオーストラリアに永住を目指したい方などは、カレッジやTAFEが選択肢になってくると思います。

まとめ

ここまで、自分が通うクッカリーについて説明しました。

自分がもしクッカリーに通う場合、こんな感じなんだというイメージはついたかなと思います。

カレッジに通う理由は人それぞれです。

本気で勉強したい人もいれば、とりあえずオーストラリアに残りたい人もいます。

海外の学校に通って、英語以外のことを勉強するのは一見ハードルが高いように見えますが、金銭面の問題さえ突破できれば、そこまで難しくないように思います。

むしろ多国籍の中、同じ目標に向かって勉強するのは、語学学校とはまた違った楽しさがあるように思います。

この記事が、どなたかの参考になれば幸いです。

以上です。

他にも、クッカリーに通う日常を週ごとに日記で紹介しています。

興味があれば、合わせてご覧ください。

最後まで、ご清覧ありがとうございました。

では、また。

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