【オーストラリア】メルボルンのクッカリーに通う学生の日常week4

クッカリー生活

Day7.8

始めに

突然ですが、エレベーターの話をします。

エレベーターに誰かが乗る。

その後、扉が閉まろうとすると駆け込みで誰かが乗り込む。

さらにグループで何人かが、続けて乗り込む。

一番最初に乗った人は、気づいた時には一番奥に押しやられる。

当然、一番最初に乗ったのに、降りるのは一番最後になる。

最後に慌てて乗った人が、結果的に一番最初に降りられる。

という話です。

最初に乗った人が最初に降りられる方がフェアですが、世の中そんなうまくはできていない。

今回は、クッカリーの授業実践で起きているそんな愚痴日記です。

Week4

今週で、早くも4週目になった。

ここまで来ると、大体”できる”人とそうでない人がよく見えてくる。

初回からずば抜けているオールラウンダーフィリピン代表Jose(ホセ)

飛行機で友だちに名前を呼ばれて、周りがざわついたからそれ以降自分の名前があまり好きではないというタイ代表Gun(ガン)

日本食料理人を目指していて、今度授業をサボって包丁と骨抜きを買うために日本に行くという韓国代表Steve(スティーブ)

彼らは、料理経験もあり、人徳もあってすごくいいやつだ。

自分たちのクラスは全員で17人の生徒がいるが、年齢層はかなりばらつきがある。

自分のようなアラサー世代もいれば、20歳そこそこの生徒も多い。

今回、自分の近くで料理をしていた生徒は、脅威の18歳。

日本で言う高校を卒業してそのままオーストラリアに来たのだとか。

おそらく自国でもほとんど料理をしたことがなかったのだろうが、包丁の使い方や火の使い方が、誰が見ても分かるほど下手。

ただ、料理を勉強する学校なのだから仕方ない。

そこを責めることはできない。

その子なりに頑張っているはずだ。

だから「サンドイッチの具材は、何を挟めばいいの?」と前日腐るほど先生が確認したことを聞かれた時も「サンドイッチ作ったことある?自分が好きなように挟めばいいと思うよ」と答えた。

「共有の塩や胡椒は、手で触るのではなく、自分のスプーンを使って取りましょう」と先生に言われた直後に手で取っていても「次は、スプーンを使おうね」と言った。

仕方ない。

時に世の中は、不条理

ただ、問題は片付けだ。

片付けは、終わった人から取り掛かる。

自分の身の回りはもちろん、共有キッチンの掃除、食器洗い、床掃除、ゴミ捨てなど全て自分たちで協力してすることになっている。

正直言って、誰もがやりたい仕事ではない。

要は雑用だ。

手は乾燥するし、力仕事だし、汚れるし、本当毎日仕事終わりに家事をしていた母親を心から尊敬する。

その誰もがやりたくない雑用は、早く調理が終わった人からするルールだ。

しっかりステップを踏んで、先生の話を聞いて早く終わったGunやSteveがいつも最初に雑用に取り掛かる。

一方で、話を聞かずに、何からすればいいか分からず、周りの様子を見ながら調理して遅れた生徒が、結局全く雑用をせずに終わる。

当たり前と思っているのか、感謝の言葉もない。

終いには、昼食を食べれなかったからと、先生がくれたおやつのマフィンをみんなが掃除をしている中、堂々と食べている始末。

納得いかない。

調理経験がないのは仕方ない。

だから遅れるのも仕方ない。

お腹が空くのも仕方ない。

仕方ない。

ただ、この状況に納得がいかないのは、自分だけだろうか。

いや、そうではないと信じたい。

時に世の中は、本当に不条理だ。

頑張っているやつの方が損をする世界だ。

でもやはり、、、

でもやはり、先にエレベーターに乗った人は、先に降りられるべきだと自分は思う。

自分が今後、何か人と関わる仕事についた時、頑張っている人がそうでない人より損をするようなシステムは絶対に組みたくない。

そんなことを思ったweek4だった。

来週は、早くもterm1の折り返し。

家でフォカッチャを作ったり、バジルの栽培を始めたり、自分の変化に笑える。

30代だけど、やりたいことはとことんやっていこう。

最後まで、ご清覧ありがとうございました。

このようにオーストラリアの学生ビザを考えている方に向けて、メルボルンでのクッカリーに通う様子をVlogが横行する今、あえて活字で伝えています。

クッカリーDay1の様子は、こちらにまとめています。

では、また。

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