【ニューヨーク観光】トロントから夜行バスで行ったら大変だった(体験談)

トロント生活

海外の夜行バスはトラブルだらけ!

こんにちは、海外移住を夢見るアラサーhiromuです。

2022年9月に1年間のカナダワーホリを終えました。

今回は、2022年5月下旬から、6月上旬にかけて、夜行バス(Greyhound)を使って、ニューヨーク(以後NY)に行ってきたので、その移動の様子をまとめました。

こんな方におすすめ
✅Toronto-NYを夜行バスで移動しようと考えているけど、実際の所どうなのか気になるあなた
✅夜行バスと飛行機どちらで行くか悩んでいるあなた
✅入国の際など、コロナ前との様子の違いを知りたいあなた

そういった方の疑問・不安に答えます。

トロントからニューヨークは飛行機だと2時間以内に着くほど近いです。

日本人なら誰でも憧れるニューヨーク。

トロントに来た際は、ぜひ訪れたい都市の一つです。

そんな、ニューヨークまでの夜行バス記録。

移動費を安く抑えたい方など、ぜひ参考にしてみてください。

トロント-ニューヨーク間の夜行バスの記録

※2022年9月末よりカナダ入国の際の規制が大幅に緩和されました。

それに伴い、一部内容が異なることが予想されます。

最新情報をしっかりご確認ください。

この記事について、

できるだけ費用を抑えるため、夜行バスを選択しましたが、ネットには載っていないことやネットの情報と異なることがあったため、最新情報をお届けしようと思い、今回記事にしています。

実際に夜行バスを利用してNYに行った情報なので、

ぜひ、最後までご覧ください。

前日までの準備

チケットの購入

チケットは、今回Greyhoundという会社を利用しました。

気になる値段は、CA$100くらいでした。

ネットには、時期によって50ドル〜くらいと書かれていました。実際、日によっては、60ドルくらいの日もありました。

とはいえ、出発の2ヶ月前(2022年4月上旬)は、夜行バスが片道CA$100に対し、飛行機はLCCでCA$200ぐらいしたので、バスでの移動に決めました。

しかし、2022年5月末には、LCCの料金がかなり下がり、片道CA$140とかになっていたので、定期的にチェックすると良いと思います。一方バス料金は、直前でも変化はありませんでした。

余談ですが、カナダの知り合いに「Greyhound潰れたんじゃなかった?」と予約した後に聞かれ、怖くて調べましたが、Greyhoundは2021年5月にコロナの影響で、カナダ国内の長距離移動バスは全て撤退したようでした。しかしアメリカ-カナダ間やアメリカ国内の移動は引き続き継続しているようでした。

また、最初は、もう一つ有名なmegabusでチケットを購入していました。

なぜなら、megabusの方が若干安かったからです。

しかし、出発の約3週間前に急にキャンセルの連絡が来て、慌ててGreyhoundを予約した形でした。

キャンセルの連絡は、ある日突然メールが来て、返金するか、別の日程を予約するか選択する形でした。返金の場合、手数料は返って来ませんでした(10ドル程度)

実際のキャンセルを知らせるメール。operational reasonだそうです。

値段が安い分、急なキャンセルはよくあるのでしょうか。

持ち物

バスチケットの購入以外に、絶対に事前準備が必要なものはありません。

ただ、忘れてはいけない持ち物として、以下のものがあります。

パスポート

・ビザ証明(work permitの書類など、入国審査の際必要)

・ワクチン接種証明(2回摂取の証明書、もしくは、オンタリオの方でQRコードをお持ちの方は、それでもいけました)

・Greyhoundのチケットを印刷したもの(スマホ画面を見せるだけでは無理でした)
印刷方法について、自分の場合、バイト先のオーナーに印刷をお願いできましたが、難しい人は、こちらのサイトを参考にしてみてください。

・クレジットカード
自分は滞在中、全てカナダのCIBCのクレジットで決済しました。現金は換金しませんでした。NYもトロント同様カード決済がどこのレストランにもあって、現金オンリーの店は、ほとんど見かけませんでした。

※2022年9月末より、コロナ関係の規制がさらに緩和されました。

カナダ入国の際のワクチン証明やArriveCanの登録が不要になっています。

夜行バスも規制が変わっていることが予想されるので、その辺り十分公式サイトより確認ください。

実際のチケット。メールでPDFファイルが送られてくるので、印刷して持っていきます。片道だけで4枚ありました。
ポイント
✅Toronto-NY間のバスチケットは、Greyhoundかmegabusの2択。
✅バスチケットは、価格が変動することはほとんどなく、ほぼほぼ一定。飛行機は変動がある。
✅価格を見るときにカナダドルなのかアメリカドルなのかをチェック。
✅急なキャンセルがある。その場合は、メールが送られてくる。
✅Greyhoundの場合、チケットの印刷を忘れずに。

当日から到着までの流れ

ここからは、トロント出発当日の様子です。

Greyhoundの出発地点はトロント・コーチ・ターミナルではなく、Union駅近く!!!

正しいバス乗り場

自分が買ったチケットは午後10時30分発でしたので、1時間前くらいにはバス停に行こうとしました。

Greyhoundのメールには、出発地がトロントとしか書かれていないくて、正確な住所が書かれていませんでした。

送られてきたメール。Torontoのどこなのか、住所がない。隠してあるのは日にちです。

そこで、ネットで住所を調べましたが、ここに落とし穴がありました。

自分と同じように夜行バスで行かれた方のブログを見ると、Greyhoundもmegabusと同じ、トロント・コーチ・ターミナル発(610 Bay St)と書かれていました。

自分はその記事を信用して、てっきりその場所かと思っていました。

しかし当日ふとGreyhoundのサイトで住所を確認すると、ロケーションがUnion駅の近くを指していて、「おやっ」となりました。

この時点では、バス停ではなく会社の住所を書いているのかなと思って、でも一応電話して確認してみようと思って、電話すると、やはり、Union駅の方が正しいですと言われました。

おそらく、コロナ前後で、出発地点が変わったのだと思われます。

2022年6月上旬現在で、Greyhoundの出発駅は、トロント・コーチ・ターミナルではなく、Union駅近くのGreyhound Canada Transportation ULC(81 Bay St)です。

注意してください。トロント・コーチ・ターミナル(610 Bay St)ではありません。

結局半信半疑で、バス停についてからも、「10時30発のNY行きのバス乗り場はここであっているか」と駅員に確認しました。(今思うと、どんだけ、ブログ記事信用してるのって話です。

バス乗り場は、3階のZone Cからでした。

Travel documents requiredとわざわざ書いてありました。

駅から徒歩10分くらいのところに小さいスーパーがあったので、そこで飲み物を買って戻ってくると、10時をすぎていていました。

トロントのことだから、どうせ遅れるだろうなと思っていたら、ちゃんと15分前にチケットチェックが始まりました。ここで、運転手にパスポート、印刷したチケット、ワクチン摂取証明を見せて、無事乗り込めました。

乗客は、自分を入れて4人しかいませんでした。

(megabusがキャンセルしてきた理由がよくわかりました。)

バスの中の様子は、シートごとにコンセントがあり、普通に充電できました。

Wifiは接続はできますが、全く使い物になりません。ないと思った方がいいです。

5月末で外の気温は20度くらいで、半袖で乗車しましたが、バスの中は冷房が効きすぎて寒かったです。上着は絶対にあった方がいいです。

席は早い者勝ちの自由席です。

なるべく早くに行って席を確保したほうがいいです。

というのも、行きは大丈夫でしたが、帰りは満席で半分ホームレスみたいな人の隣に座らないといけない若い子とかがいて本当に辛そうでした。

アメリカの入国審査

トロントを出発して、1時間ほど経つと、アメリカの国境に到着しました。

いよいよ入国審査です。

運転手に、「荷物を全て下ろして、全ての荷物を持って検査に行く」ように言われました。深夜ということもあり、他に誰もいませんでした。たった4人の入国審査となりました。

審査官にパスポートを見せて、アメリカの滞在目的や期間、カナダで何をしているのかなど、お決まりの質問にいくつか答えました。ワクチン摂取の証明は特に求められませんでした。

その後、滞在先の住所や緊急連絡先を書くシートを記入するように言われました。

記入が終わると、最後に入国料US6ドルを支払いました。

現金はありませんでしたが、クレジットカードでいけました。

トータル15分くらいで無事審査を終えました。

その後、バスに荷物を乗せ、再びNYに向け、出発しました。

道中は、サービスエリアに一度だけ立ち寄ったり、途中乗車があったりしながら、結局午前8時30分ごろにNYのPort Authority Bus Terminalの地下2階に到着しました。(帰りのバスも同じ乗り場です。)

タイムズスクエアのすぐ近くです。

トータル約10時間かかりました。

到着後は、特に審査などはなく、そのまま降りることができました。

スーツケースやリュックの持ち物検査などは一切ありませんでした。

ポイント
✅Greyhoundの出発駅は、トロント・コーチ・ターミナルではなく、Union駅近くのGreyhound Canada Transportation ULC(81 Bay St)
✅入国審査では、簡単な質疑応答と入国シートの記入、入国料の支払い(US6ドル)がある
✅バスのwifiは使い物にならない
✅バスの冷房はかなりきついので上着は必要
✅席は、自由席なので、早めに行った方がいい

帰国時の出発から帰国までの流れ

最後に帰国(カナダ入国)の様子を紹介します。

帰国は、アメリカ入国とかなり異なるため注意が必要です。

ArriveCANのQRコード忘れないで!!!

Port Authority Bus Terminalの地下2階

バス停は、行きと同じPort Authority Bus Terminalの地下2階です。

自分の場合、出発は午後10時40分でしたが、念の為1時間前に行きました。結果的に早めに言ったのは大正解でした。

行きの時とは違い、1時間前にすでに多くの方が、バス乗り口で待っていました。待っている間、安定でWifiは繋がるものの使い物になりません。

人が多かったこともあり、約30分前にチケットのチェックなどが始まりました。

ここで、予想外だったのが、ArriveCANというアプリの登録が必要だったということです。カナダに来た人ならば、みなさん知っていると思いますが、コロナ流行以降カナダに入国する際に必要になった事前審査みたいなアプリです。

実際に必要なQRコード

自分も、最初にカナダに来た際にダウンロードしていましたが、存在を完全に忘れていました。初めて入国した以来ぶりにアプリを開くと、いきなりフリーズしました。

Wifiがないからでした。

OMG💦

すぐに、Wifiの通じる地下鉄の近くに行って、アプリを起動させると、以前登録したデータがなくなっていて、まさかの再登録が必要でした。

出発の時間まで、残り15分。

結構焦ってました。

焦りすぎて、何を登録したかよく覚えていませんが、パスポートやワクチン摂取証明のデータをアップデートしたり過去の滞在歴を入力したり5分くらいかかりました。全て入力後、データを送信すると、無事QRコードがメールで送られてきて、画面をスクショして急いでバス停に戻りました。

出発5分前。

なんとか間に合いました。

自分と似たようにArriveCANの存在を知らない人が何人もいて、ご高齢の方は運転手に登録を手伝ってもらっていました。

後々見ると、運転手がポータブルWifiを持っていてその場で、アプリをダウンロードして登録していたようでした。自分もWifiさえ繋がっていれば、そんな焦る必要はなかったなという印象です。

とにかく、カナダ入国の際は、陸路でもArriveCANのQRコードがいることを忘れないで下さい。

後は、パスポート、ワクチン摂取証明、印刷したチケットなど、行きと一緒でした。

バスの中の様子は、行きと一緒です。ただ、ほぼ満席で席が選べませんでした。

※2022年9月末より、カナダ入国の際のArriveCanの登録の必要がなくなりました。こんなトラブルは2度と起きないと思います。

乗り換えのバスが来ない

NYを出て、まず最初にSyracuseというアメリカの停車場所に着きました。

ここで問題発生。

次に乗る予定だったバスが来ないということでした。

時間は午前3時。次のバスが7時に来るからそれまで待機という地獄の宣告を受けました。

結局、4時間ほどバスで待機して、ようやく来た別のバスに乗り込もうとすると、なんと定員オーバー。

それもそのはず。一つ前のバスに乗る予定だった自分たちが次のバスに乗り込むため、人数計算があっていなかったようでした。

(というか、バスの乗り換えが必要だったことにここで気づきました。行きは同じバスで行ったのに。長距離バスの乗り換えとか聞いたことがなくて、びっくりでした。)

4時間待って、乗れる人と乗れない人がいるという絶望的な状況に、お客さんも不満が爆発。

どうするのかと思って状況を見守ると、定員オーバーの人たちは、Uberを呼んでUberに乗せてもらうことに笑

Uberさまさまでした。

自分は、普通にバスに乗ることができましたが、なかなかなトラブルでした。

出発した頃にはすでに8時。行きのバスの場合、到着していた時間でした。

カナダ入国審査

カナダへの入国審査は、アメリカの時と同じく、一度荷物を全部持って、バスを降り、審査室に向かいました。今回は行きと違って30名近くいたため、かなり長い時間かかりました。

自分の番が来た際は、行きと同様、簡単な質疑応答がありました。

ただし今回は、ArriveCANの提示とwork permit の提示を求められました。

この辺りは、審査官によってまちまちのようでした。

全員が無事審査をクリアした頃には、すでに午後1時。

ちなみに、陸路でもランダムのコロナ検査を行っていて、一人の乗客が検査キットを渡されていて、おそらく後日提出する必要があるようでした。

当たらなくてよかったです。

そんなこんなで、トロントに到着したのは午後2時過ぎ。当初の予定では午前10時と書かれていたので、結局4時間遅れでした。

ポイント
✅基本的に行きと同じだが、カナダに入国する際はArriveCANのQRコードが必要(※2022年9月末より必要なくなった)
✅時間に余裕を持ってバス停に行った方がいい
✅入国審査でコロナのランダム検査に当たるかも
✅本当にトラブルはつきもの

夜行バスを利用しての感想

ここまで、Toronto-NY間の夜行バスの体験談を話しました。

最後に、夜行バスのメリット・デメリットをまとめると、

メリット

・安い

・手続きがほとんど必要ない(陸路はESTAの申請が必要ない)

デメリット

・予定通り行かないことがある

・急なチケットのキャンセルがあるかもしれない

・バスの中が寒い

・Wifiは全く使えない

・隣に座る人が誰かわからない(ホームレスみたいな危ない人が隣になるかも

以上のことから、夜行バスをお勧めする方として

・とにかく安く抑えたい(正直これに尽きる)

・時間に余裕がある

・トラブルをも楽しめる

・飛行機が怖い。

こういった方にお勧めかなと思います。

それ以外の方は、基本的に飛行機一択かなと思います。

時間に余裕のない方などは、飛行機を優先した方がいい思います。

今回の記録が誰かの役に立てば嬉しいです。

他にも、トロント近くのモントリオール観光の記録

など、ワーホリのことについて発信しています。

Twitterでは、ワーホリの様子を毎日リアルタイムで呟いています。

是非、フォローお願います。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

では、また。

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