【オーストラリア】メルボルンのクッカリーに通う学生の日常week10
2年ぶりの日本
日本に帰国。
この高揚感は、悪魔的。
海外に行くたびに訪れる至福の時。
分かる人には分かる歓喜の瞬間。
若い時は、ただそれだけだった。
ただ、今回の帰国は今までと少し違う。
旅行からの帰国とはまるで違う。
2年間のワーホリ生活を終えての帰国。
意外と複雑だ。
楽しみ100%と言いたいところだが、そうは言えない。
そんなリアルタイムの心境を記録しておこうと思う。
ワーホリや海外生活で日々格闘しているあなたに読んでいただきたい記事です。
楽しみ100%とは言えない一時帰国
今週でweek10を迎え、無事Term1の全てのクラスが終了した。
長いようで短かった10週間。
最後には、クラスのみんなで写真を撮り、何やかんや楽しいメンバーだった。
Term1が終わったと言うことは、term2が始まるまで約2週間のホリデーが始まると言うこと。
そしてこのホリデー期間を利用して、2年ぶりに日本に一時帰国することを決めていた。
日本での教員としてのキャリアを捨て、カナダでワーホリを始めたのが今から2年前。
そこから日本に一度も帰らず、直行でオーストラリアでのワーホリを始めたのが1年前。
学生ビザに切り替え、料理の専門学校クッカリーに通い始めた最中での一時帰国。
楽しみ100%と言い切れない理由がいくつかある。
何も成し遂げていない
何かを成し遂げてから帰国したい。
この誰がかけてるわけでもないプレッシャーはアラサーならではだろう。
・英語を習得する
・自分でビジネスを始める
・永住権をとる
などなど。
「海外行って何をしてたんだ。」
っと帰国した時に言われて答えに困りたくない。
アラサーは世間体が、今まで以上に気になる生き物。
カナダに行った当初、カナダの永住権をとってから初めて日本に一時帰国する人にあった。
その方が、
「今回の帰国は永住権が取れているから安心感が違う」
と言っていたが、その意味が今すごく分かる気がする。
永住権という大きな目標を成し遂げてからの帰国は、さぞワクワクすることだろう。
とにかく、このプレッシャーが日本への帰国を遠ざける要因の一つだ。
周りの変化
海外生活中に飛び交う結婚・出産報告。
安定した仕事に安定した家庭。
同年代の様子を聞くと、自分だけ取り残されている感が否めない。
周りと比べるべきことではないと頭では分かっているが、どうしても比べてしまうのは人間の性だろう。
そんな気持ちの中で、一時帰国して彼らと会うとどういう感情になるのだろう。
やはり落ち込むのか。
はたまた、自分は自分と開き直れるのか。
楽しみ50%、不安50%。
これまた、アラサーならではの感情だろう。
先日、高校卒業ぶりに高校の同級生にメルボルンで会った。
なんと自分と同じワーホリでメルボルンに来ていた。
高校の思い出話に花を咲かせる中、彼がふと、
「俺たちは、正規ルートをズレた存在」
と言った。
別にそれが悪いとかではない。
だが「やっぱそうだよな」とすごく共感するとともに、現実を突きつけられた気持ちになった。
日本に帰国し、周りの変化を目の当たりにすることで、ショックを受けるかもしれない。
これもまた、日本への帰国を遠ざける弊害の一つだ。
2年間での自分の成長
では、なぜ今回、日本への帰国を決意できたか。
まず、別に何かを成し遂げたわけではないが、この2年の海外生活で、確実に自分の中での変化はあった。
それは、やりたいこと見つかったことであり、英語が上達したことでもある。
そして何より、
別に何かを成し遂げてなくても、帰りたくなったら、帰ればいい。
日本に帰るのに理由などいらない。
世間体など気にしなくていい。
と思えるようになったからだ。
世間体ばかり気にしていた2年前の自分には、できなかった考え方だ。
とりあえず納得いくまで海外でもがく。
そして帰りたいと思ったら、帰ればいい。
たとえ、何を成し遂げてなくても。
そんなことを思った1週間だった。
さて、2年ぶりの日本。
しかも観光客としての日本。
今までと一味違う帰国になることは確か。
ワクワクが止まらない。
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最後まで、ご清覧ありがとうございました。
このようにオーストラリアの学生ビザを考えている方に向けて、メルボルンでのクッカリーに通う様子をVlogが横行する今、あえて活字で伝えています。
クッカリーDay1の様子は、こちらにまとめています。
では、また。
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